
9月といえば、まだ暑さが残りつつも、朝晩は少しずつ秋の気配を感じられる季節。
食卓に並ぶ野菜も、夏の名残と秋の始まりが混ざり合い、とてもバラエティ豊かです。
今回は、その中でも「9月がいちばんおいしい!」と言える旬の野菜をご紹介します。
🍆 秋ナス(ナス)
「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉があるほど、9月のナスは格別。皮が柔らかくて実はとろけるようにジューシー。
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おいしい理由:昼夜の気温差で旨みが増すから。
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おすすめの食べ方:焼きナスや揚げびたし。シンプルに調理すると、甘みと香りが引き立ちます。
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栄養豆知識:紫色の皮に含まれる「ナスニン」には抗酸化作用があり、体のサビつきを防いでくれます。
🌽 トウモロコシ
9月上旬のトウモロコシは、甘さのピーク!口に入れると、まるでスイーツのように粒からジュワッと甘みが広がります。
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おいしい理由:収穫したては糖度が高く、水分もたっぷり。
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おすすめの食べ方:塩ゆでやグリルで、素材そのままの味を楽しんで。
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栄養豆知識:食物繊維が豊富でお通じを整え、ビタミンB群は疲労回復に役立ちます。
🫑 ピーマン
「子どもの頃は苦手だったけど、大人になったら好きになった」という声も多いピーマン。9月のものは肉厚で、苦みもマイルドです。
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おいしい理由:夏を越して実がしっかり育つため。
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おすすめの食べ方:肉詰めや炒め物。苦みが少ないので丸ごと焼いても美味しいですよ。
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栄養豆知識:ビタミンCが豊富で、しかも熱に強いので加熱料理でも栄養を逃しにくいのが特徴。
🌱 オクラ
ツルンとしたのどごしとネバネバが魅力のオクラ。9月は香りも粘りも一番強い季節です。
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おいしい理由:夏の太陽をたっぷり浴びて、栄養がのっているから。
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おすすめの食べ方:塩ゆでして鰹節と醤油、刻んで納豆や冷奴にトッピング。手軽に使える万能野菜です。
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栄養豆知識:ネバネバ成分「ムチン」が胃腸を守り、夏の疲れた体にやさしい効果をもたらします。
🥔 里芋
秋の訪れを感じさせる食材といえば里芋。9月から新物が出回り始め、皮が薄くてみずみずしいのが特徴。
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おいしい理由:掘りたては粘りが強く、ねっとり感が格別。
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おすすめの食べ方:煮っころがしや味噌汁。蒸して塩をつけるだけでもおいしい!
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栄養豆知識:食物繊維とカリウムが豊富で、腸内環境を整えたり血圧を下げたりする働きがあります。
🎃 カボチャ
ホクホク食感と自然な甘みが魅力のカボチャ。9月は甘さがのっていて、まさに食べ頃。
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おいしい理由:収穫後に少し寝かせることで甘みが増すため。
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おすすめの食べ方:煮物やスープ、天ぷら。スイーツ作りにも大活躍です。
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栄養豆知識:β-カロテンが豊富で、体内でビタミンAに変わり、免疫力アップや風邪予防に役立ちます。
まとめ
9月は「夏の名残」と「秋の始まり」が同時に味わえる、とても贅沢な季節。
秋ナスや里芋でほっこり、トウモロコシやオクラで元気に。旬の野菜を取り入れると、食卓から季節を感じられますよ。
今日の献立に、ひとつ「9月の旬野菜」を加えてみませんか?